気温が上がる夏や寒い冬にはエアコンは毎日利用されます。
しかし、エアコンは使えば使うほど内部にカビやほこりをためていきます。
エアコンにためられたカビやほこりは、家族の健康や家計に害を与えてしまうことがあります。
今回はエアコンをクリーニングする方法やそのために必要な道具、さらに、エアコンクリーニングにおすすめの業者までご紹介いたします。
目次
エアコンクリーニングをしないとどうなる?
そもそもなぜエアコンクリーニングをしなければいけないのでしょうか?
その理由は、エアコンクリーニングしないことによって健康被害が出るかもしれないということと、光熱費が高くなる可能性があるということが挙げられます。
以下で詳しく解説いたします。
①健康被害が出るかも
エアコンクリーニングをしないことによって健康被害が出てしまう可能性があります。
エアコンクリーニングを長い間していないとエアコン内部にカビやほこりがたまり、それがエアコンが出す風に乗って部屋中に運ばれます。
もしそのカビやほこりを家族が吸い込むと、肺炎などの重大な病気が引き起こされる場合があります。
肺炎などの重い病気にかかってしまった場合の医療費は多額になりますので面倒でもエアコンクリーニングをしたほうが良いでしょう。
②光熱費が高くなるかも
長い間エアコンクリーニングをしていなければほこりがエアコンのフィルターにこびりつき、そのほこりがエアコンの風をじゃますることで風量が損なわれるので、余計に光熱費がかかります。
経済産業省によると夏の14時頃の在宅世帯の電気使用量の中で、エアコンは58%という最も大きな割合を占めます。
エアコンフィルターやエアコンの内部の目詰まりによっては、最大で30%を超える風量が損なわれる場合がありますので、全体では17%以上もの無駄な電力を消費してしまうことになります。
参照:経済産業省
エアコンクリーニングの方法
ここでは、具体的にエアコンクリーニングをする方法をご紹介します。
エアコンクリーニングに必要な道具は?
エアコンクリーニングをする際は、最低限以下のものを準備しましょう。
それぞれの道具をどの場面でどのように使うかということは、都度ご紹介していきます。
①養生する
エアコンを洗浄する際には汚れた水が滴りますので、床や壁を汚さないように養生します。
また、エアコンの下の床には新聞紙を何枚か重ねて敷き、エアコン周囲の家電や壁には防水効果のあるシートを被せるか、ビニール袋を被せるようにします。
この時コンセントを入れたままですとエアコンが誤作動を起こしてしまったり、洗浄する人が感電してしまう可能性がありますので、コンセントを抜いておくようにしましょう。
②エアコンのカバーを外す
次にエアコンカバーを外します。
エアコンの側面にはカバーを開けるための取ってやくぼみがあるので、手をかけ軽く引いてから上に持ち上げるようにカバーを開けます。
無理にやると壊れてしまうのでゆっくりと慎重に行ってください。
カバーの取り方が分からない場合は、エアコンの製品名からGoogle検索をかけてみましょう。
製品の取扱説明書が公開されている場合があります。
③エアコンのフィルターを外す
次にエアコンのフィルターを外します。
フィルターは簡単に外れますが、ほこりが散ってしまわないようにゆっくりと作業しましょう。
④エアコンのルーバーを外す
ルーバーは、吹き出し口についている羽のようなパーツで、エアコンから出る風向きを変える役割を果たします。
エアコンの風向きを調整する際に、上下に動くのが確認できるかと思います。
ルーバーは中央と両端で固定されているので、まず真ん中を外し、その後両端を外します。
長短を持ち中央向きに力をかけ湾曲させて両端を取り外します。
ルーバー取り外す作業は多少の力が必要なので、男性にやってもらうのがおすすめです。
⑤掃除機でフィルターのほこりを吸い取る
先ほど取り外したフィルターのほこりを掃除機でに綺麗にします。
フィルターを掃除する時は、フィルターの表面から掃除機をかけるようにしましょう。
エアコンに設置した時に、吹き出し口側にくるのが表面、内部側にくるのが裏面になります。
フィルターは裏面から表面に風が流れるように設計されているため、表面のほこりの方が取れやすくなっています。
先に取れやすい表面のほこりから取ることで、裏面のほこりがとれやすくなります。
⑥フィルター、ルーバー、カバーを洗浄する
次に取り外したパーツを洗浄していきます。
ご自宅のシャワーを使って、取り外したフィルター、ルーバー、カバーの汚れを洗浄しましょう。
フィルターは裏側から表側に風を流すように作られているので、フィルターの裏側から水をあてることでフィルターの汚れを効率良く落すことができます。
シャワーを使って洗浄しきれなかった汚れは、いらない歯ブラシを使って軽くこするように落としていきます。
もし、歯ブラシでこすっても汚れが落ちない場合は、無理に汚れを落とそうとせず、専門の業者に依頼するようにしましょう。
⑦フィルター、ルーバー、カバーをしっかりと乾かす
一通り洗浄が終わったら、洗ったパーツを乾燥させます。
直射日光のない屋外か、屋内で風通しの良いところに新聞紙を敷いて半日から一日間放置しておきましょう。
エアコンから出るカビや臭いを予防する重要な作業ですので焦らずにやりましょう。
⑧元のカタチに戻す
三つのパーツを乾燥させ終わったら、エアコンを元のカタチに戻します。
エアコンを元に戻す時は、ルーバー→フィルター→カバーの順番で取り付けます。
ルーバーは両端を先に固定し、後に中央を固定します。
取り外した時と同様に力のいる作業なので男性にやってもらうのが良いでしょう。
ルーバーを取り付けたら、フィルターとカバーを順番に元通りにします。
⑨送風機能を利用して乾かす
エアコンが元通りになりましたら、送風機能を利用します。
これには正常に動くかどうかの確認と同時に、エアコン内の水気を飛ばすという意味もあります。
ここまでできたらエアコンクリーニング終了になります。
おつかれさまでした。
フィルター・ファン以外の掃除方法は?
ここでは、エアコン内部と室外機のクリーニングについてご紹介します。
エアコンの内部のクリーニング
エアコンの内部のクリーニングのやり方が気になる方もいるかもしれませんが、残念ながらエアコンの内部のクリーニングを素人がするのは容易ではありません。
もちろん市販のエアコンクリーナーを利用して内部のクリーニングをする方法もありますが、エアコンクリーナーは正しく使わなければカビの元になったり、発火の原因になる場合がありますのでおすすめできません。
そのため、内部のクリーニングは専門の業者に依頼するのが得策です。
室外機のクリーニング
室外機のクリーニングは基本的には必要ありません。
なぜなら、室外機は、設計時点から屋外に設置されることを念頭に置いて作られているためです。
また、室外機は内部が複雑な構造になっているため、素人がクリーニングをしようとすると壊してしまう可能性があります。
そのため、室外機は室内機のように利用者自らがお手入れすることを考えなくても大丈夫です。
しかし、室外機から嫌なニオイを感じるという場合には室外機にゴミが溜まっている可能性があります。
そのような場合は、室外機周辺の掃除をして様子を見ましょう。
それでも室外機からのいやなニオイが消えない場合には、室内機のクリーニングを依頼する際に一緒に室外機のクリーニングも依頼するのをおすすめします。
エアコンクリーニングを依頼するのにおすすめの業者はここ!
ここまでエアコンクリーニングの方法について解説してきましたが、正直エアコンクリーニングを自分でやるのはかなり面倒です。
しかし、エアコンの汚れが家族に深刻な健康被害をもたらす可能性があると考えると無視できません。
したがって、専門の業者にエアコンクリーニングを依頼するのも1つの手です。
おすすめの業者は『おそうじ本舗』です。
おそうじ本舗は、エアコンクリーニングや水回りの清掃を中心に、ハウスクリーニング全般を請け負っている業者です。
大手の業者で対応している地域が広く、価格もお手ごろで初めてエアコンクリーニングを業者に頼むという方には最適です。
LINEの事前見積りやキャンセルにも対応しており、利用しやすいと評判ですので試してみるのも良いかと思います。
エアコンクリーニングの方法|まとめ
今回はエアコンクリーニングの方法についてご紹介しました。
エアコンクリーニングは大変ですが、家族の健康被害のリスクと光熱費を減らせるので一石二鳥です。
自分でやるのは面倒そうだという方は専門の業者に任せるのが一番ですので、当ページでご紹介している「おそうじ本舗」を利用してみるのも良いでしょう。
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