「エアコンって、温度ごとに電気代どれくらい違うの?」
「一番おトクな温度設定を知りたい!」
こんな疑問やお悩みは抱えていませんか?
夏場や冬場はエアコン代が高くなるため、なんとか節約したいものです。
ですが、設定温度を抑えめにしすぎたり、無理にエアコンを使用しなかったりすると健康上あまりよろしくはありませんよね。
節約しつつ、快適に過ごせるようにするために
- 温度や季節ごとの電気代の違いを解説
- 温度や季節ごとのエアコンの電気代節約術
- オールシーズン対応の節約術
などをこの記事では解説いたします!
ぜひ最後までお読みください。
エアコンって、温度ごとに電気代の違いはあるの?
エアコンは、設定温度ごとに電気代が変わるのはご存じでしょうか?
毎月同じ電気料金の請求が来るわけではなく、大体月ごとに、さらに大きく分ければ季節ごとに電気代は変わりますよね。
厳密には、外気温と設定温度の差で電気代は安くなったり高くなったりします。
- 外気温が10℃で、設定温度が16℃の場合は、差が6℃
- 外気温が5℃で、設定温度が16℃の場合は、差が11℃
この場合、後者の方が電気代は高くなります。
細かいところは電力会社の設定金額によって変わるので、一概に何℃で何円変わる!とはいえません。読者様の電機会社の金額を考慮して計算するとより具体的になってくるでしょう。
また、一般的な説では1℃ごとに電気代は10~13%変動するとも言われていたりもします。
これを踏まえて、夏は28℃、冬は20℃が適切なエアコンの設定温度であり、これが一番お得な設定温度ということになります。
(※「これじゃ暑い!寒い!」という方は、季節ごとの節約方法もチェック!)
【季節ごと】エアコンの電気代の節約方法とは?
繰り返しにはなりますが、もう一度おさらいしておくと、エアコンの電気代は外気温と設定温度の差で変わります。
これを踏まえて、
『夏と冬、どちらの方がエアコン代は高くなると思いますか?』
答えは、冬の方が電気代は高くなる。です。
例えば、年間で室内を25℃で設定する場合、
夏:外気温30~35℃で、設定温度25℃の場合、差は約10℃
冬:外気温0~3℃で、設定温度25℃の場合、差は約25℃
となり、
差が大きくなるほど電気代がかかってしまうため、冬の方が電気代が高くなってしまうのです。
このように、季節ごとに消費電力が変わりますが、節約方法も少しずつ変わってきます。
詳しく、快適に過ごせる温度かつ、季節ごとのエアコンの節約方法について解説いたします。
①夏に効果的な節電方法
夏は、家庭の電気代の5~6割をエアコンが占めるという調査もあり、なんとかこの電気代は節約したいものです。
ここで、夏に使える節約術は2つあります。
①28℃設定で、エアコンの風向きを水平にする
自然のルールとして、温かい空気は上に行き、冷たい空気は下に行きます。
このため、夏場は水平方向へ風向きを設定することで、効率的に空気の循環を行うことができます。
②すだれを使う
すだれを使うのもおすすめです。
部屋の温度を変える要因は、『窓・壁・人間』のどれかで、人体やペットによる温度は対処できませんが、窓や壁にあたる日差しは対処できます。
すだれを使うだけで、エアコン代の節約になりますので実践しましょう!
断熱カーテンなども効果的ですね。
②冬に効果的な節電方法
冬場の節約術は、2つあります。
①20℃設定で、エアコンの風向きを下にする
温かい空気は上に行ってしまうと先ほども書かせていただきましたが、この熱を下に送れれば効率的に部屋が温まるという事になります。
そのため、エアコンの風向きは下向きにしましょう。
設定できない場合は、扇風機やサーキュレーターなどを使って上向きに風を送ると、効率的に室内が暖まります。
②分厚いカーテンを使う
こちらも先ほどと同じですが、熱や冷たい温度は窓や壁から逃げたり入ってきたりしてしまうため、窓・壁には対策をしましょう。
この時に、分厚いカーテンを使えると効果的です。
雪国では窓が二重になっていたりしますが、それは防寒対策のためなのです。
③どの季節でも使える節約術
このほかに、どの季節でも使える節約術もあります。
4つのエアコン代節約方法があるので、ひとつずつ試してみると良いでしょう。
①かなり古いエアコンの場合、最新機種に切り替える
読者様のご自宅に設置されているエアコンは、どのような年代のものでしょうか?
エアコンは年々、技術の向上などにより最新機種の方が省エネ効果が高かったりします。
例えば、2005年のエアコンと、2020年の同シリーズのエアコンを比べてみた場合、20畳向けのエアコンであれば年間2万6千円ほどの電気料金の差が出てしまいます。
また、最新機種でなくても、新しいエアコンに替えるだけで空調の効きが良くなったり、便利な機能が新しく搭載されていたりもするので、一度検討してみるのもおすすめです。
②自動運転を利用する
エアコンの電気代を抑えたいから弱風にしている。という場合、あまり良い選択ではないかもしれません。
実は、エアコンは設定温度にするまでの間が一番電力を使います。
設定温度にするまでに時間がかかりすぎてしまうと、どんどん電気代がかさんでしまいますので、弱風での使用はあまり向いていません。
自動運転にしておけば、一番効率的に室内に空調を行き渡らせることができるので、おすすめの節約術です。
風量設定は、エアコンに任せてしまって大丈夫なのです。
③室外機の周りを整える
意外と見落としがちな室外機ですが、室外機の近くに物があったり、雪が積もっていたりはしませんか?
室外機には、部屋の中の熱を外に放出する役割があります。
この室外機の周りにモノが置いてあったり、ゴミが溜まっていたりすると、室外機の機能が弱まり、効率的に排熱することができなくなってしまいます。
室外機の周りにはなるべく物を置かないようにし、定期的なお掃除もできれば効果的です。
日差しが直接室外機に当たってしまうのも、室外機を高温にしてしまうため稼働効率が悪くなってしまいます。
室外機の日よけカバーを設置する、周りに物を置かない、掃除をするなどしますと、かなり効果的です。
④フィルターの掃除をする
最後に、エアコンのフィルターの掃除です。
フィルターにほこりやゴミが溜まっていると、汚れが邪魔で空調の効きが悪くなり、効率的にエアコンが稼働することができなくなってしまいます。
エアコンのフィルターを定期的に掃除するだけで、冷房使用時は4%、暖房使用時は6%の電気代節約につながります。
フィルター掃除の目安は、2週間に1度ができればベストともいわれており、汚れが溜まりすぎてしまうまえに掃除できれば節約にも繋がるでしょう。
使わない時期にまとめて業者に頼み、隅々まで綺麗にしてもらうのもおすすめです。
エアコンのつけっぱなし、電気代は節約できる?
エアコンは実は、時と場合によりつけっぱなしにした方が電気代が安くなります。
エアコン代は、外気温と設定温度の差で決まると書きましたが、この温度差が大きい時につけたり消したりするのはおすすめできません。
エアコンは設定温度までにするまでが一番電力を消費するので、何度も室内温度を行き来させてしまうと電力が沢山かかってしまいます。
外気温と設定温度の差が大きい時は、つけっぱなしにし、そこまで外気温との差がない時は必要な時だけ付ける、というのがベストとなります。
外出する時もつけっぱなしの方が良い?
先ほどは、部屋にいる時を想定しての場合だったのですが、外出するときは少し異なります。
30分毎にエアコンの電源を切り替える場合は冷暖房にかかわらずエアコンをつけっぱなしにした方がいいので、30分以内に帰宅するならつけっぱなしの方が節電になります。
エアコンの温度ごとの電気代|まとめ
いかがだったでしょうか?
エアコンの仕組みや、効率的な動かし方を知り、節約しながら快適にエアコンを使えるようになっていただければ嬉しいです。
もう一度、今回の記事で重要だった部分をおさらいします!
- エアコン代は、外気温と設定温度の差で決まる
- 自動運転やフィルターの掃除などで節約!
- つけっぱなしも効率的なときがある
エアコンは定期的な掃除を行うことで風量が回復したり効果が高まるため結果的に節約にも繋がります
もっと節約したい!という方はこちらの記事も参考になりますので合わせてご覧ください!
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