定期的に掃除をしていても、すぐに髪の毛やほこりが溜まり汚れてしまうフローリング。
素足で歩くことも多いので、常に清潔な状態を保っておきたい場所となります。
しかし、掃除機や拭き掃除をするのは時間がかかる上に、落としにくい汚れが残ると大変ですよね。
そこで今回は、プロのハウスクリーニングによるフローリング掃除についてまとました。
フローリングの掃除内容や料金相場、作業時間ついても詳しく説明していきますので、是非ご覧ください。
目次
家庭で行うフローリング掃除って?
近年、日本の住宅は居住スペースの多くをフローリングで占めるのが一般的になってきました。
家庭で行う主なフローリング掃除としては、フロアワイパーで髪の毛やほこりを取り除いたり、掃除機の食べこぼしや、床板の間に入り込んだほこりを吸い取ったり、雑巾で水拭きと乾拭きを行ったりなどが挙げられます。
フローリングは簡単に掃除ができて便利な一方で、定期的に掃除をしないとほこりや汚れがすぐに溜まり、さらに放置しておくとフローリング自体の劣化を早めてしまう恐れがあるのです。
フローリングが汚れる原因
フローリングが全体的に黒ずんで見えたり、部分的に黒く見えたりすることはないでしょうか。
フローリングが黒ずんで汚れて見える原因は、大きく5つに分けることができます。
ここでは、フローリングが汚れる5つの原因について見ていきましょう。
汚れる原因①:足裏の皮脂
フローリングの黒ずみの主な原因の1つに、足裏の皮脂による汚れが挙げられます。
フローリングの床に落ちる皮脂は肉眼では見えない細かいものとなり、細菌が繁殖する原因にもなります。
素足で歩く小さな子供がいる家庭やペットを飼っている家庭では、特に皮脂の汚れが多くなると言えるでしょう。
汚れる原因②:カビ
フローリングの上に布団やカーペットなどを敷きっぱなしにしていると汗を吸い、湿気となりカビが発生してしまう恐れがあります。
また、結露しやすい窓の近くはカビが発生しやすく、カビが原因でフローリングが黒くなることがあります。
汚れる原因③:飲み物や油などの液体
フローリングに水やジュースをこぼしてしまい、拭かずに放置しているとフローリングが痛んで黒く変色することがあります。
また、キッチン周りのフローリングの黒ずみは油汚れの可能性が高いです。
料理する際に、飛び散った油をスリッパや素足でリビングのフローリングに持ち込んでしまい、汚れるケースが多いと言えるでしょう。
汚れる原因④:ワックスの劣化
フローリングは木で作られているため、傷つきやすく汚れやすいものとなり、ワックスを掛けて薄い膜を張ってあげることでフローリングを保護しています。
しかし、ワックスは時間と共に劣化していくため、定期的にワックスを塗り直さなければ、ワックス自体が劣化して黒ずんでいきます。
汚れる原因⑤:食べこぼし
小さな子供がいる家庭では、食事中の食べこぼしによる汚れやべたつきが目立ってしまいます。
フローリングが汚れた後すぐに拭き取れば良いのですが、気付かずにそのまま時間が経過してしまうと汚れが固まってシミになる恐れがあります。
フローリングのクリーニングはどのような人におすすめ?
毎日の生活で汚れてしまうフローリング。
汚れやすい環境や掃除の頻度が低い家庭である場合はフローリングのクリーニングを年に2度は依頼すると良いかもしれません。
特にフローリングのクリーニングが必要な環境は、お子さんがいる家庭と、ペットを飼っている家庭です。
フローリングを依頼する時①:子供がいる家庭
育ち盛りの子供がいる家庭では、素足で歩くことが多くなるためその分、足裏の皮脂によってフローリングが汚れやすいと言えます。
また、子供の食べこぼしや飲みこぼしによる汚れやべたつきが目立ってしまうため、汚れをバリアするコーディング処理をハウスクリーニング業者に依頼することをお勧めします。
フローリングを依頼する時②:ペットを飼っている家庭
室内でペットを飼っていると、毛が落ちたり、おしっこやうんちで汚れてしまったりと、フローリングが汚れることが多々あると思います。
愛しい家族の一員だからこそ許せるものですが、掃除が行き届かず衛生面で良くない状態になることも考えられます。
定期的にプロの手によってフローリング掃除を行い、清潔な状態を保つことで快適に過ごすことができるでしょう。
ハウスクリーニングのフローリング掃除の内容
ここまで、プロのハウスクリーニング業者に依頼する方が良い家庭について説明しました。
では、一体プロのフローリング業者はどのようにして、掃除をしてくれるのでしょうか。
そこで、ハウスクリーニングのフローリング掃除の内容と流れについて見ていきましょう。
フローリング掃除の内容その①:家具を移動する
フローリング全体を掃除する場合は隅々まで綺麗にするため、ソファーやテーブル等の家具を移動してしっかりと養成します。
家具を汚さないように配慮しながら、フローリングを進めてくれるので安心です。
フローリング掃除の内容その②:専用洗剤で洗浄する
フローリングに合った専用洗剤で洗浄し、素材を傷めず汚れを浮き上がらせます。
その後、汚れを拭き取り水拭きと乾拭きを行います。
プロの技によって傷つけずに丁寧に対応してくれるのがポイントです。
フローリング掃除の内容その③:ワックス
洗浄後、十分に乾燥させた上でフローリングにワックスを塗布します。
元々塗っていたワックスを剥がして新しく塗り直す作業も行うためより美しい状態となるでしょう。
ワックスを塗ると水に強くなり、傷にも強くなるのが特徴です。
フローリング掃除の内容その④:乾燥させる
専用機材で送風し、ワックスを乾燥させて仕上げて完成です。
ワックスを十分に乾燥させて、最後に家具を元の位置に戻して終了です。
ハウスクリーニングのフローリング掃除の料金相場
ここまで、ハウスクリーニングのフローリング掃除の内容について説明しました。
実際にハウスクリーニング業者にフローリング掃除を依頼する場合、どのくらいの費用になるのでしょうか。
そこで「洗浄&ワックス」「剥離&ワックス」「拭き掃除のみ」とそれぞれのフローリング掃除における料金相場について見ていきましょう。
洗浄&ワックスの料金相場について
洗浄とワックス仕上げによる料金相場は、約1,000円~/1帖となります。
洗浄とワックス仕上げの流れは、専用洗剤で床を洗浄した後、数回ワックスを塗布する作業となり、ハウスクリーニング業者によって「耐久ワックス」や「抗菌ワックス」など使用するワックスの種類が異なります。
剥離&ワックスの料金相場について
剥離とワックス仕上げによる料金相場は、約3,000円~/1帖となります。
剥離とは床に塗ったワックスを剥がすことを言い、剥離をする際は、ワックスを溶かす剥離剤を使います。
剥離とワックス仕上げの流れは、現在の塗られているワックスを一度すべて剥離して、真っ新な状態からワックスを塗り直す作業になります。
塗り重ねをすると汚れも一緒に重ねてしまうことになるため、剥離後にワックスを塗り直すことによって、床材そのものの輝きを取り戻すことができるでしょう。
拭き掃除の料金相場について
ハウスクリーニング業者は、専用洗剤を使わずにフローリングや畳といった拭き掃除にも対応してくれます。
拭き掃除の料金相場については広さではなく、作業時間で料金が決まるため、予め清掃に来たスタッフさんに見積りを聞いておきましょう。
フローリング掃除の作業時間
ここまで、ハウスクリーニングにおけるフローリング掃除の料金相場について説明しました。
では、実際にフローリング掃除を依頼した時、どれほど作業に時間がかかるのでしょうか。
部屋の広さや依頼するフローリング掃除の内容によって時間は異なりますが、目安として1K(20㎡程)の部屋、洗浄&ワックスがけで約30分~40分となります。
その後、床を乾燥させて1時間半くらいあれば、いつも通りに使えるようになるでしょう。
しかし、剥離を追加する場合、それぞれ床の状態を見て、ワックスを塗り重ねた回数が多ければ多い程、作業時間がかかってしまいます。
そのため、剥離作業を入れて乾燥するまでの目安として、約4時間~となるでしょう。
ハウスクリーニングのフローリング掃除について|まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ハウスクリーニングによるフローリング掃除とな何か、掃除の内容、料金相場、作業時間についてご紹介しました。
フローリングは、ほこりや汚れなどの掃除が簡単にできる一方で、定期的に掃除をしないと気付かない内にほこりや汚れが溜まり、放置しておくとフローリング自体の劣化を早めてしまうリスクがあります。
そのため、定期的な掃除に加えて床のメンテナンスも欠かせません。
フローリングの黒ずみや汚れが気になっているなら、一度プロのハウスクリーニング業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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