エアコンファンは自分で掃除できる?重曹やスプレーを使った方法とは

エアコンファン

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エアコンを下から覗き込むと、送風口やファンに黒い点状の汚れが付いていることはありませんか?

汚れの正体はカビです!

カビはアレルギー症状や喘息をもたらし、放っておくとどんどん繁殖してしまうので、見つけたらすぐに掃除することが重要です。

今回はそんなカビ対策に効果的なエアコンのファン掃除についてお話します。

重曹や市販のスプレーを使った簡単なお掃除方法もご紹介しますので、ぜひ参考にされてください!

エアコンファンの役割

エアコンファン

エアコンファンとは、吹き出し口を下から覗いた時に見える横長の筒のような部品のことで、シロッコファンと呼ばれることもあります。

エアコンは、室内から取り込んだ空気を熱交換器で温めたり冷やしたりします。

その空気は熱交換器の下に流れていき、くるくる回っているファンによって吹き出し口から室内へと排出されます。

このようにエアコンから送り出される空気は、必ずエアコンファンと吹き出し口を通過して出てくる

ので、ここに汚れが溜まっていると室内の空気もホコリっぽくなったりカビ臭くなったりしてしまいます。

ファンや吹き出し口の汚れの原因

エアコンファンや吹き出し口が汚れる最大の原因は、ホコリとカビです。

ホコリには無数の細菌が含まれています。

その細菌がエアコン内部で発生した水分と結び付くことで、カビの繁殖がどんどん進んでしまうのです。

他には、油分やタバコのヤニ、ダニ等もエアコンの汚れの原因となります。

ファンの汚れを放置するとこんなリスクも

エアコンファンや送風口の汚れを放っておくと、アレルギー症状や呼吸器疾患等の健康被害をもたらします。

さらに、汚れが溜まったファンは動きが鈍くなるため、無駄に電力を消費して電気代が上がったり、本体が故障してしまったりするリスクが高まります。

そのため、エアコンフィルターだけでなく、ファンや吹き出し口も定期的に掃除しておく必要があります。

ファン掃除は自分でできる!必要な準備は?

エアコンファンは分解しなくても掃除できるため、ちょっとしたコツさえ掴めば誰でも簡単に行うことができます。

必要な道具は下記の通りです。

大き目のゴミ袋・養生テープ・ビニールシート・霧吹き・中性洗剤・重曹・消毒用エタノールスプレー・雑巾・長めのブラシ

このように、自宅にある道具や100均でも揃えられるお掃除グッズで十分お掃除可能です。

ちょうどいいブラシがない場合は、古い歯ブラシやお掃除棒でも構いません。

お掃除棒は、ガーゼを巻いた割り箸の上から輪ゴムで留めるだけ。

最近は100円ショップでも購入できますよ。

エアコンファンの掃除方法

スプレーと雑巾

では、エアコンファンの掃除方法の具体的な流れについて説明していきます。

ファン掃除は大きく分けて、養生→洗浄→乾燥の3ステップで行っていきます。

1.養生|ファンの掃除方法

まずはエアコンの電源コードを抜くことを忘れずに!

掃除中にエアコンの電源が入ると、感電や漏電してしまうことがあるため、非常に危険です。

コードを抜いたら、吹き出し口から零れる汚水をキャッチするため、大き目(45L)のゴミ袋で養生していきます。

ゴミ袋の左右どちらか一辺をハサミで切って開くと、吹き出し口周りを完全に覆うことができますよ。

隙間が出来ないよう、エアコンの底面と左右にゴミ袋を養生テープでしっかりと貼り付けてください。

念のため床にビニールシートを敷いておくと、万が一汚水が零れてしまったときでも安心です。

2.洗浄|ファンの掃除方法

エアコンファンの洗浄には、重曹水を使います。

重曹水の作り方はとっても簡単♪

スプレーボトルに小さじ1杯の重曹と水100mlを入れて、ボトルごと振って重曹を溶かすだけです。

まずは雑巾で大まかな汚れを拭き取ったら、ファンに重曹水をかけていきます。

この時ファンを上下に回転させながら、全体に満遍なく吹きかけていってください。

その後ブラシで軽くこすりながら汚れを落していきます。

最後に、消毒用エタノールを含ませた布でしっかり拭き取ったら完了です。

基本的にはこれで十分ですが、汚れが激しい場合は中性洗剤を使うのもおすすめ!

食器用洗剤を水で薄めて雑巾に染み込ませて、ファンの汚れを拭き取ってください。

最後に霧吹きを使ってファンを水洗いしたら、エタノールを含ませた布でファンを拭きあげます。

3.乾燥|ファンの掃除方法

ファン掃除の後は、しっかり乾燥させましょう!

水分が残ると故障や新たなカビの原因となります。

電源コードを挿して、30分から1時間ほど送風運転を付けてください。

ファンや送風口に残った水分を飛ばして、エアコン本体をしっかり乾燥させることができます。

効果的なカビ予防

綺麗な部屋

ファン掃除で汚れを落した後は、新たなカビの発生を抑えることが重要です!

カビ予防に効果的な方法は主に2つあります。

冷房・除湿の後の送風運転

冷房や除湿を使った後は、エアコン内部に結露が発生しやすくなります。

送風モードに切り替えて、30分から1時間ほどエアコンを付けっぱなしにしておきましょう。

送風運転時の電気代は、1時間あたりたった0.3円ほど。

このひと手間で、カビ予防や臭い対策に大きな効果が出ます!

室内の掃除・換気

カビ予防には室内の掃除と換気もポイントです。

エアコンは室内の空気を取り込んで空気を循環させているので、部屋が汚れているとエアコン内部にはあっという間にホコリやカビが溜まってしまいます。

定期的な掃除機掛けと1日1回の換気によって、室内環境を快適に整えましょう。

空気清浄機との併用も効果的です。

エアコンファンは定期的に掃除しよう|まとめ

エアコンから送り出される空気は、熱交換器→ファン→吹き出し口と循環していきます。

熱交換器は自分で掃除することができませんが、ファンと吹き出し口の汚れは100均にある道具で簡単に落すことが出来ます。

1~2ヵ月に1回を目安に、定期的な掃除を心掛けましょう。

汚れを溜め込まないようにするためには、室内の掃除や換気も忘れずに行ってください。

カビ予防は、エアコンの寿命を延ばしたり電気代が節約できたりといった様々なメリットにつながりますよ!

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