最近耳にすることの多いアルカリ電解水。
汚れが落ちるって言うし使ってみたいけど、そもそもアルカリ電解水ってなんなのか。
どんなところに使用することができて、できない場所はあるのか。
また、注意する点や安全性など気になる点がいくつもあります。
今回は
- アルカリ電解水とは
- オススメの掃除場所
- 注意したいこと
の順番で説明していきたいと思います。
アルカリ電解水とは
アルカリ電解水がおうちの掃除に役立つと最近話題になっていますが、そもそもなんなんだろう?と思う方のために、アルカリ電解水について成分、仕組み、注意をまとめました!
まずは、アルカリ電解水とは何なのかみていきましょう。
成分と仕組み
アルカリ電解水の成分は水100%です。界面活性剤などは一切入っていません。
ではなぜ、お掃除に効果的とされているのでしょうか?
アルカリ電解水が普通の水と何が違うのかというとpHという数値です。
聞いた事もある方が多いかもしれませんが、pHは7を中性の値として、示す値が最高値の14に近づくほど強アルカリ性、最低値の0に近づくほど強酸性となります。
とても簡単に言うと普通の水はpHが小さく酸性です。しかし電気を通して分解することでpH値の大きいアルカリ性の水を作ることができます。これがアルカリ電解水です。
pHが大きく、強アルカリ性に近いほど洗浄力は上がります。
よく耳にする重曹やセスキなどはpH8,9ほどの弱アルカリ性で、それらに比べてもpH12~13のアルカリ電解水は強アルカリにあたるのでかなりの洗浄力があることも分かります。
さらに強アルカリには洗浄だけでなく殺菌・消臭作用もあります。
だからといってただの水と油断してはいけません。後ほど詳しく書きますが強アルカリは手などに付くと余計に皮脂を取り去ってしまい肌荒れを起こしたり、目や口などに入ってしまうのも決して無害とは言い切れません。使用するときは注意しましょう。
汚れを落とす仕組み
酸性の汚れはアルカリ性のもので、アルカリ性の汚れは酸性のもので落とします。
なので、アルカリ電解水は酸性の汚れを落とすのに適しています。
例えば…
- 油汚れ
- 食べこぼし
- 手垢・皮脂・血液
- 湯あか
- 生ごみ類の臭い
どれも生活する上で落ちにくく悩まされる汚れたちですね。
お子さんやペットなどがいらっしゃるご家庭では強い洗剤類を使うのに抵抗のある主婦さんも多いと思いますが、界面活性剤の入っていないアルカリ電解水なら強い洗浄力でなおかつ安心です。
さらに水100%なので重曹やセスキのように粉も残らないので二度拭き不要です。とっても便利ですよね。
使い方
- アルカリ電解水を使うかどうかの判断
家庭用洗剤を使うような場所はいきなり使っても大丈夫です。
ただしデリケートな繊維のウールやシルクなどの衣類は傷つけてしまう場合があるので、中性の洗剤でダメなら徐々にアルカリのもを使うようにしましょう。
- 吹きかけて放置
頑固な油汚れやあかのあるところは、気になるところに吹きかけて5分ほど放置し、拭き取りましょう。頑固な汚れもしっかり浮くのでとても綺麗に落ちます。
- タオルなどに吹きかけて拭き取る
液が垂れて欲しくないものやさっと拭き取るのみで済むものはタオルなどに染みこませて、拭きとるようにして使いましょう。
オススメの掃除場所
強アルカリ性のアルカリ電解水は生活するうえで付き合っていかなけばならない頑固な汚れもきれいに落とします!
その中でもオススメの掃除場所を紹介したいと思います。
キッチン周り
キッチン周りは汚れが落ちにくくなりがちですが食べ物扱う場所ゆえに、あまり強い洗剤も怖いので使いたくないですよね…。
先にも書きましたがアルカリ電解水は油汚れにとっても相性がいいのでコンロやレンジの掃除が安心してできるためぴったりです。
コンロは吹きかけてしばらく放置してから拭き取り、レンジなどは液垂れは嫌なので布に染み込ませて拭き取りましょう。
生活スペース
生活スペースはカーペットや窓、テーブルなど食べこぼしや手垢が気になる部分が多いです。
お子さんやペットがいらっしゃると尚更気になりますよね。
殺菌作用もあるアルカリ電解水はそんな生活スペースの掃除にもぴったりです。
ご飯の前や後などにシュッとしていつもどおり拭くだけです。二度拭きも必要ありません。忙しい親御さんにも嬉しいかぎりですね。
お子さんのおもちゃ
お子さんのおもちゃは熱湯消毒などがほとんどですが、熱湯消毒ができないものもありますよね。
口の中に入れてしまったりすることを考えるとしっかり洗浄・殺菌しておきたいところ。
そんなお子さんのおもちゃにも条件ぴったりのアルカリ電解水。本当に万能ですね。
衣類のシミ
カーペットと同じく食べこぼしが気になるだったり、お子さんのいるご家庭だと転んじゃって血液が服に…何てこともあるのではないでしょうか。
食べこぼしや血液って時間が経つとなかなか頑固で厄介ですよね。
そんなときはタオルをシミのある裏側に置いてアルカリ電解水をシュっと。その後、汚れが浮いてきますが、浮いてくると汚れが広がって見えます。でもあわてなくて大丈夫です。その上から乾いたタオルでしばらくトントンしましょう。
そうしていくと綺麗にシミが取れます。ステキですね。
注意したいこと
ここまで使い勝手のいいアルカリ電解水ですが、水100%とはいえ強アルカリ!
注意しないと身体に有害な物質になってしまいます。これだけは守らなければならないアルカリ電解水の注意点をまとめました!
正しく使ってお家をきれいにしましょう!
お掃除直後の注意
上に後ほど詳しくと書いていたのですが、アルカリ電解水は強アルカリなので、湿っているうちは完全に無害とは言い切れません。
アルカリ電解水を使って洗浄したものは必ずしっかりと乾燥させてください。湿っている時は手を触れず、洗浄したもの、アルカリ電解水本体共に、お子様などの手の届かないよう保管、乾燥まで目を離さないようにしてください。
体に付着すると危険なことは理解のうえ安全に使用してください。
使用時は手袋必須
上に皮脂汚れに強いと記述しましたが、それは人の手の皮脂にも同じです。
手に付くと手の皮脂を除去してしまい、肌荒れの原因になりますので、ご使用時は必ずゴム手袋等するようにしてください。
目に入らないように
目に入ってしまうと、目の中の組織を破壊してしまうので十分注意してください。
もし入ってしまった場合、直ちに流水で洗い流し、医師の診断を受けてください。
正しく使えば安全です
ここまでの注意で全然安全じゃないじゃん!と思った方もいるかと思いますが、強い洗浄力ゆえに、身体に与える影響もあることには理解が必要です。
乾いてしまえば無害ですし、先にも書いたように殺菌作用もありますから、使用したおもちゃなどをお子さんが口に入れてしまっても安心です。家庭用の洗剤を使うより安全なことも確かです。
液体としてあるときや吹きかけたばかり、拭いたばかりのときには注意しましょう。
使ってはいけないもの
基本的にアルカリ電解水は水なので水に弱いものやアルカリに弱いもの、クリーナーの使用に適さないものへの使用はやめましょう。
- 漆器
- 皮革類・絹製品
- 宝石類・貴金属・真珠
- コーティングされているもの(家具・メガネect…)
- 自動車のボディ
これらのものはアルカリ電解水での洗浄には適さないので注意しましょう。
まとめ
アルカリ電解水は生活で汚れがちなところに相性がいいのでおうちの気になる汚れをごっそり綺麗にできちゃいますね。
水100%のことを考えると洗剤より環境にも優しくエコで、お子さんやペットにも優しく、アルコールがアレルギーという方でも安心してお使いいただけるので、私個人的にも激推しなクリーナーです。
使える場所、使えない場所、注意をまとめてみましたが今後のお掃除の参考になったら幸いです!アルカリ電解水、薬局などで簡単に購入できますのでぜひ試してみてください!
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