オーブントースターはパンを焼いたりグラタンやお肉料理に使用したり、とても便利な家電製品です。けれど、使用後にパンのカスや焦げ付き・油汚れなどを放置しておくと、なかなか落ちないしぶとい汚れが付いてしまいます。
オーブントースターは形状が入り組んでいて部品がたくさんあり、全て取り出すことができないため掃除が難しく感じますが、セスキ炭酸ソーダと重曹があれば簡単にきれいにすることができます!今回はその掃除方法を紹介します。
オーブントースターが汚れる原因
汚れの原因は具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?
一番多い汚れは、パンを焼いたときに出るカスや食材のこびり付きです。パンを焼いているとカスが出たりチーズやハムなどの食材がこびり付くのは仕方のないことですが、使用後は熱いからとりあえずこのままでいいかなとずっと放っておくとこのカスやこびり付きが面倒な汚れに繋がっていくので、冷めてからきちんと掃除しましょう。
オーブントースターを使って料理をすると、食材から出る汁や油が下に落ちオーブントースターの網や受け皿にこびり付いてしまいます。このこびり付きはなかなか落ちない汚れに繋がってしったり、臭いを放つこともあるので注意が必要です。
オーブントースターの部品
オーブントースターは入り組んだ作りになっていますが、実際どのような部品があるのか分解して掃除することができる部品を見ていきましょう。
食材を乗せる網は簡単に取り外すことができます。網を取り外すと、下のトレー(受け皿)が見えるのでそれも外します。
そして本体奥の下に見えるのが白くて細長いヒーターです。ヒーターは基本的に取り外すことができないので、本体と一緒に掃除します。
前面の扉の部分は、製品によって取り外しが可能なものもあるので外せる場合は取っておきます。
オーブントースターの掃除方法
セスキ炭酸ソーダを使った基本的な掃除方法と、重曹を使った頑固な汚れの掃除方法をそれぞれ紹介します。
オーブントースターは使用後とても熱くなっているので、掃除をする際はしっかり冷めてから分解しましょう。
基本的な掃除方法
まずは、セスキ炭酸ソーダを使ったオーブントースターの掃除方法を解説していきます!
用意するもの
- セスキ炭酸ソーダ
- 水
- スプレーボトル
- ゴム手袋
- メラミンスポンジ
- キッチンペーパー
掃除方法
①外せる部品を取り外す
②セスキ炭酸ソーダ小さじ1+水500mlをスプレーボトルに入れて混ぜる
③分解した網・トレー・扉・本体(内部・外側)にセスキ炭酸ソーダ水をスプレーする
④その上にキッチンペーパーをひいてさらにセスキ炭酸ソーダ水をスプレーする
⑤20~30分放置する
⑥汚れが浮いてきたらメラミンスポンジで優しくこする
⑦キッチンペーパーで拭き上げる
油汚れは酸性なので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダ水を使うことによって中和され、汚れが落ちやすくなります。そこに汚れ落としに最適なメラミンスポンジで優しくこすり拭き上げることによって、オーブントースターの油汚れをきれいにしてくれます。
セスキ炭酸ソーダ水は本体内部に直接吹きかけて使えるのでとても便利ですが、ヒーター部分は衝撃に弱いため力を入れず優しく拭き取るようにします。
また、オーブントースターがアルミ製の場合セスキ炭酸ソーダがアルミを変色させてしまう場合があるため、使用前に素材をきちんと確認してください。アルミ製だった場合は中性洗剤を使用して汚れを落としましょう。
頑固な汚れの掃除方法(取り外せる部分)
セスキ炭酸ソーダでも落ちない頑固な汚れには、重曹を使用します。重曹ペーストを作る際は、ちょうど良いペースト状になるように水の量を調節してください。
用意するもの
- 重曹
- 水
- ゴム手袋
- メラミンスポンジ
- キッチンペーパー
- ヘラ
- 歯ブラシ
掃除方法
①外せる部品を取り外す
②付いている焦げをヘラで落とす
③重曹1:水2を混ぜ合わせ、ペースト状にする
④焦げの部分に重曹ペーストをたっぷり塗る
⑤その上にラップをかけて1時間ほど放置する
⑥汚れが浮いてきたら、キッチンペーパーで重曹を拭き取る
⑦メラミンスポンジで優しくこする
⑧スポンジで落ちない細かい汚れは歯ブラシでこする
⑨最後に全体を水拭きする
1時間ほど放置すると重曹が茶色く変色するので、それが汚れが浮いてきたサインです。また、重曹ペーストを塗る前に頑固な焦げ付きをヘラで落としておくと汚れを元から取ることができるのでおすすめです。
網に重曹を塗る際は下にラップを引いておくと重曹ペーストが落ちてしまっても片付けが楽になります。
頑固な汚れの掃除方法(本体内部)
オーブントースターの内部に重曹ペーストを塗ってしまうと拭き取りずらい場所が出てきてしまうので、内部の頑固な汚れは重曹スプレーパックで汚れを落とします。
用意するもの
- 重曹
- 水
- スプレーボトル
- ゴム手袋
- メラミンスポンジ
- キッチンペーパー
掃除方法
①重曹小さじ1+水100mlをスプレーボトルに入れて混ぜる
②オーブントースターの内部全体に重曹水をスプレーする
③その上にキッチンペーパーをひいてさらに重曹水をスプレーする
④ヒーターにキッチンペーパーを巻きつけさらに重曹水をスプレーする
⑤1時間ほど放置する
⑥キッチンペーパーを外し、メラミンスポンジで優しくこする
⑦キッチンペーパーで拭き上げる
⑧最後に全体を水拭きする
細かい部分の落としづらい汚れは、割りばしに重曹水をしみこませたキッチンペーパーを巻きつけこするように落としていきます。ヒーターの扱いにも十分注意しましょう。
オーブントースターのおすすめグッズ
オーブントースターにちょっとしたグッズをプラスすることで、掃除の手間を省くことができたり簡単に掃除することができます。
オーブントースターマット
オーブントースターマットを敷くことで、オーブントースター内に調理くずなどが落下するのを防ぎ、庫内を清潔に保ってくれます。熱に強く丈夫なアルミ製なので、汚れたら洗って繰り返し使えます。
オーブントースター用プロテクトシート
受け皿の上に敷くシートで、大きさをハサミで自由にカットできるので様々な大きさのオーブントースターに使用することができます。
オーブントースターの掃除方法まとめ
オーブントースターの掃除はついつい後回しにしがちですが、セスキ炭酸ソーダや重曹を使いきれいにすることができます。オーブントースターの部品も意外と簡単に分解できるので一度覚えてしまえば次から簡単に掃除ができます。
オーブントースターの掃除方法のポイントをまとめました。
- 基本的な汚れはセスキ炭酸ソーダ水できれいに
- 頑固な汚れは重曹ペーストで浮かせて落とす
- 内部はキッチンペーパーにスプレーしてパックで放置
- 汚れは放置しすぎないでこまめに掃除する
- 汚れ防止グッズを使うと掃除が楽になる
オーブントースターは頻繁に使うものなのでどうしても汚れてしまい、その分普段のお手入れがとても重要になってきます。油や汁が焦げてこびり付いてしまう前にセスキ炭酸ソーダや重曹を使って掃除をし、きれいなオーブントースターを保ちましょう。
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