「エアコンの送風機能って、何に使うんだろう……?」
こんな疑問をお持ちではありませんか?エアコンの送風機能って何に使うのかよく分からないですよね。。
エアコンにほぼ必ずついている送風機能ですが、実はこの機能、かなり使える機能です。
エアコンの送風機能には2つの意味があります。
『①電気代の節約と②カビの防止・抑制』の2つです。
今回の記事では、エアコンの送風機能の意味、エアコンの送風機能を使う場面・使うことで得られる効果などを解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください!
そもそもエアコンの送風機能とは?
そもそもエアコンの送風機能のことをまだご存じない方もいるかもしれません。
エアコンの送風機能とは、ただ風を送る機能のことです。
つまり、言ってしまえば扇風機と同じになります。
『除湿・冷房・暖房』と『送風』はなにが違うのか、違いは以下のようになります。
機能 | 効果 |
---|---|
冷房・暖房 | 冷たい風・暖かい風を送る |
除湿 | 空気中の水分を取り除いた風を送る (弱冷房除湿と再熱除湿の2種類がある) |
送風 | 風を送るだけ |
これだけでは送風機能は意味がないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、※送風機能は必要な場面で使うことにより、効果が現れます。
ここからはエアコンの送風機能を使うべき場面・使い方を見ていきましょう。
豆知識:送風機能は冷暖房より安い!
こちらも知らない方も多いと思うので少しだけ解説しておきます!
エアコンの送風機能は、冷房や暖房とは違い、空気を送るだけなので電気代が安く済みます。
具体的には、冷暖房の使用時よりも1/10ほど電気代を抑えることができます。(詳しくは記事の途中にて解説してあります!)
理由としては、空気を冷やす・温めるためのエネルギーを使わない(室外機を使わない)ため、大幅に電力消費を抑えることができるのです。
この知識を軽く頭に入れた状態で読み進めていただけば、内容がするするっと理解しやすくなるかと思われます!
エアコンの送風機能の意味・使うべき場面とは?
エアコンの送風機能を使うべき場面は3つあります。
- 冷房を使う前
- 冷房を使った後
- 風に当たりたい、風を当てたい時
この3つです。ひとつずつ紹介していきます。
それぞれの項目で理由(意味)・効果も紹介していきますので、ぜひご覧ください。
エアコンの送風を使う場面①:冷房を使う前
エアコンの送風機能を使うべき場面のその①は、冷房を使う前です。
使い方は以下の通り!
①夏場などの熱い時に窓を開け、送風機能を使います。
②そのまま一定時間換気を行い、ある程度暑さが無くなったあと冷房をつけます。
夏場などによくある例として、車の中が外よりも熱くなっていたことはありませんか?
こういった場合にそのまま冷房をつけてしまうと、エアコンの使用時間・エネルギーが増え、電気代が高くなってしまいます。
▲まずは室温を外気温と同じまで下げ、その後に冷房をつけた方が節約につながるのです。
35度→28度 7度の差をエアコンで埋める。
30度→28度 2度の差をエアコンで埋める。(送風を使用)
▲後者の方がエアコンがあまり動かずに済み、電気代も安くなる。
エアコンの送風を使う場面②:冷房を使った後
エアコンの送風機能を使うべき場面その②は、冷房を使った後です。
使い方は以下の通りです。
エアコンの冷房・除湿を使い終わった後、送風を1~2時間ほど回します。
エアコン内部の結露による水分を飛ばすことができ、エアコン内部のカビの発生を防止・抑制することができます。
※暖房使用時(冬)は、エアコン内部に水分は発生しずらいのであまり必要ありません。
エアコンで冷房や除湿を使用した後は、エアコン内部に温度差などによる結露や水分が残ってしまうことが多くあります。
送風機能を使うことによりエアコン内部の水分を乾かすことができ、カビの防止・抑制が期待できます。
エアコンの送風を使う場面③:風に当たりたい・風を当てたい
エアコンの送風機能を使うべき場面その③は、風に当たりたい・風を当てたい時です。
エアコンの送風機能は、ほぼ扇風機の機能と同じです。
風当たることで体感温度を下げたい時や、洗濯物などを早く乾かしたい時などに非常に有効と言えます。
そこまで熱くない夏場などでは、窓を開けて送風をつけるだけで熱を持った空気が循環し、室温が下がる効果も期待できます。
- 一時間当たりの冷房使用にかかる電気代:3.7円
- 一時間当たりの暖房使用にかかる電気代:3.4円
- 一時間当たりの送風使用にかかる電気代:0.3円
▲冷房・暖房でなくても大丈夫な時は、送風のほうが消費電力が少ない!
オマケ:送風機能は、エアコンを使わない時期にも活躍!
エアコンを使わない時期にも、送風機能は効果を果たします。
「エアコンを久しぶりに付けるときはいつも臭う!」
こんなお悩みもあるかと思います。
これはエアコンを使っていなかった時期に、エアコン内部に湿気がこもり、カビが発生してしまうことが原因で起こります。
エアコンを使わない時期にも、1~2週間に1度のペースで送風運転をすることにより、内部の湿気や水分を乾かしカビを防止・抑制することができます。
エアコンの送風機能の意味とは?|まとめ
エアコンの送風機能には、実はたくさんの効果が秘められていることを紹介させていただきました!
もう一度、ざっとおさらいをします!
- エアコンの送風機能には『節電・カビの防止』の効果がある。
- 使う場面は、『冷房前・冷房後・風に当たりたい時』の3つがある。
- エアコンを使わない時期にも送風はおすすめ!
いかがだったでしょうか?
今回はエアコンの送風の意味や使うべき場面などを解説してきましたが、節約に効果的な方法もまだまだあります!
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