重くて動かしづらい冷蔵庫下の掃除、どうすべきか悩ましいですよね。
とくに、一人暮らしの方や女性だけで掃除する場合は、できるだけ冷蔵庫を移動させずに済ませたいものです。
今回はそんな冷蔵庫下の床掃除について解説!
衣類用ハンガー等、自宅にある身近なアイテムを使ってできる方法をご紹介しますので、さっそくご覧ください。
目次
冷蔵庫の下は汚れが溜まりやすい
冷蔵庫の下は、掃除機やモップが入る隙間がないので、なかなか気軽に掃除できません。
どれくらい汚れているか目で見て確認することもできないので、つい放置してしまいがちですよね。
ただキッチン周辺は人の行き来が多く足元にホコリが立ちやすいため、冷蔵庫の下は想像以上に汚れやすい場所なのです。
冷蔵庫下を掃除するメリット
冷蔵庫下の床掃除には大きなメリットがあります。
- フローリングの劣化を抑えられる
- 冷却効率が上がって電気代が節約できる
- ゴキブリ等の害虫が湧きづらくなる
- 発火や火災のリスクが軽減できる
衛生面はもちろんのこと、冷却効率が上がるので光熱費が安くなるというメリットも。
さらに、ホコリの蓄積は害虫の発生や発火リスクも引き起こします。
安心・安全な生活のためにも、冷蔵庫下の掃除は定期的に行いましょう。
冷蔵庫を動かして行う掃除方法
ここからは、冷蔵庫下の掃除方法について詳しく解説していきます。
冷蔵庫はコツさえわかれば意外と簡単に移動させることができます。
まずは冷蔵庫を動かして行う場合の掃除の流れから見ていきましょう!
一人暮らしでもできる、冷蔵庫の動かし方
①電源プラグを外す→②冷蔵庫の下部手前にあるカバーを外す→③両端の高さ調節ネジを緩める→④ゆっくりと冷蔵庫をスライドさせる
カバーの取り外しや高さ調節ネジを緩める際は、製品の取扱説明書に従って行ってください。
ちなみに一人暮らし向けの小さめの冷蔵庫であれば、女性でも十分移動可能ですが、家族向けの大容量冷蔵庫だと一人で移動させるのは難しいかもしれません。
また、足元に床下収納がある場合、冷蔵庫の足が引っ掛かってうまくスライドできないことがあります。
安全性に十分配慮して、無理のない範囲で行いましょう。
床に溜まったホコリを掃除
無事冷蔵庫を移動出来たら、床や壁、冷蔵庫背面に付着したホコリを取り除いていきます。
掃除機をかけて大まかなホコリを取ったら、雑巾やモップでしっかり水拭きしましょう。
油汚れが気になるようなら、重曹やセスキ炭酸ソーダを薄めた水で湿らせてから拭くと効果的です。
冷蔵庫下の床掃除を終えたら
掃除を終える時は、フローリングがしっかり乾いたのを確認してから冷蔵庫を元の場所に戻してください。
その際放熱スペースを確保するため、壁から0.5~2cmほど離すのがポイントです。
新しい機種の場合、背面に隙間を開ける必要がない製品もあるので、予め取扱説明書を読んで確認しておきましょう。
最後に高さ調節ネジを締めて、手前のカバーを取り付けたら完了です。
冷蔵庫を動かさずに行う掃除方法
冷蔵庫を動かすのが物理的に難しい方やもっと手軽に掃除したい方は、移動させずにそのまま掃除しちゃいましょう!
掃除機や水拭きするほどの効果は得られないかもしれませんが、取れる範囲だけでもホコリを取っておくと、冷却効率がアップします。
薄型のハンディモップで掃除
冷蔵庫下の掃除には、超薄型のハンディモップが大活躍!
1cmほどの隙間があれば、十分お掃除可能ですよ。
持ち手部分に長さと適度なしなりがあるものだと、隙間の奥まで入り込みやすいのでとっても便利です。
さらに、シートを挟んで使う形状のものであれば、市販のワイパーシートで拭き取ってそのままゴミ箱に捨てられるので、さらにお手軽です。
ハンガー+ストッキングで代用も
薄型のハンディモップが見つからない場合は、自作アイテムで代用してみてはいかがでしょうか?
おすすめは、針金ハンガーとストッキングで作る即席ハンガーモップです。
①針金ハンガーの下部中央部分を手前に引っ張ってひし形に曲げる
②ストッキングを片脚分切り取って折り曲げたハンガーに被せる
③ストッキングの口を絞ってハンガーに結び付ける
ストッキングの生地は静電気が起こりやすいので、ホコリを吸着して絡めとりやすいという性質があります。
ちなみにハンガーは使い回しできるので、次からは被せるストッキングを付け替えるだけでOK。
冷蔵庫下の掃除以外にも、電子レンジやテレビ台の下など、隙間が狭い場所ならどこでも重宝するので、作っておいて損はないアイテムですよ!
冷蔵庫下の掃除頻度の目安は?
冷蔵庫を動かして行う掃除:半年~1年に1回
冷蔵庫を動かさずに行う掃除:1~2ヵ月に1回
冷蔵庫下は、半年から1年に1回を目安に掃除しましょう。
ハンディモップやハンガーモップを使ったお掃除は冷蔵庫を動かす必要がないので、できれば毎月行ってホコリを溜め込まない環境を作りたいところです。
冷蔵庫の下を掃除する際の注意点
最後に冷蔵庫下の掃除やお手入れに関する注意点についてまとめました。
重要なポイントは3つ。
- 中身が多い場合は保冷バッグなどに移す
- 掃除後は10分程時間を置いてから電源を入れる
- マットは敷かない
冷蔵庫を移動して掃除する場合、中の食材を一旦保冷バッグに移しましょう。
とくに冷蔵室の飲み物等は全て取り出しておき、少しでも軽い状態にしてから動かすのがポイントです。
また掃除後すぐに電源を入れると、コンプレッサーに大きな負荷がかかってしまいます。
故障リスクを避けるためにも、移動後10分程経過してから電源プラグを入れてください。
ちなみに床の汚れを防ぐため冷蔵庫下にマットを敷く方がいらっしゃいますが、これは推奨しません。
マットを敷いてもホコリは相変わらず溜まっていきます。
マットの素材によっては、通気性が悪くなったりカビやダニが発生しやすくなったりするので、何も敷かず床に直接置くことをおすすめします。
まとめ|冷蔵庫下のホコリは定期的に掃除しよう
冷蔵庫の下はホコリが溜まりやすいにも関わらず、「掃除機が入らない」「移動させるのが大変」という理由でつい放置してしまいがちです。
しかし溜まったホコリを放っておくと、不衛生なだけでなく、電気代が高くなったり発火や火災が起きてしまったりする恐れがあります。
冷蔵庫は取扱説明書に沿って正しい手順で行えば、一人暮らしの方でも十分移動できまです。
大きい冷蔵庫や身体に負担をかけたくない場合は、動かさないままお手入れすることも可能なので、安全性第一で無理のない範囲で行ってくださいね。
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