冷蔵庫の掃除に使えるおすすめの洗剤は?掃除方法や手順のまとめ

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冷蔵庫は食品を入れる物なので、できるだけ清潔に、衛生的に使いたいですよね。

今回は冷蔵庫掃除に使える洗剤や除菌スプレーの中から、自宅にあるもの・手に入りやすいものをいくつかピックアップしてご紹介します!

おすすめ洗剤を使った掃除方法の細かい手順についても詳しくまとめましたので、ぜひ参考にされてください!

冷蔵庫掃除には洗剤を使うべき?

洗剤・スプレー

実は、冷蔵庫の中には無数の雑菌が存在しています。

「温度が低いから菌が生息していなさそう」と考えてしまいがちですが、生肉に潜む大腸菌や卵の殻に付着するサルモネラ菌は、寒い中でも完全に死滅するわけではありません。

ここに食片や水分、汚れなどが合わさることで、菌はじわじわと繁殖。

長い間掃除をしないと、冷蔵庫の中が雑菌だらけ!ということになりかねません。

水拭きだけでは雑菌を取り除くことはできないため、冷蔵庫を清潔に保つためには洗剤や除菌スプレーが欠かせません。

冷蔵庫の掃除におすすめの洗剤

冷蔵庫は食品を入れるものなので、洗剤なら何でもOKというわけにはいきません。

汚れをしっかり落とせて、尚且つ人体に刺激の少ない成分がベストですね。

おすすめ洗剤は下記の通りです。

  • 食器用洗剤(中性洗剤)
  • 重曹
  • クエン酸
  • セスキ炭酸ソーダ
  • アルコール(エタノール)

どれも手に入りやすく使い勝手も良いので、冷蔵庫に限らずキッチン周りの掃除に大活躍です!

それぞれ水で薄めたものをふきんに含ませたり、スプレーボトルに入れたりして使用します。

スプレータイプだとそのまま使えて便利

重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダは、水に溶かしたものをスプレーボトルで使うのが便利です。

使う粉末溶かす割合
重曹水水100mlに対して、小さじ1
クエン酸水水100mlに対して、小さじ1/2
セスキ炭酸ソーダ水水100mlに対して、小さじ1/2

スプレーボトルの中にそれぞれの粉末と水を入れたら、蓋をしてシャカシャカ振るだけです。

分量は上記の表を参考にしてくださいね。

毎日のお手入れにはシートタイプがおすすめ

汁こぼれや汚れをさっと拭き取りたい時には、使い捨てできるシートタイプがおすすめです。

そのまま使えるので洗剤不要、二度拭きも必要もありません。

シートタイプには、アルコールシートやセスキシートなどがあります。

キッチン用・冷蔵庫用と書かれたものが安心です。

刺激の強い洗剤はNG!

冷蔵庫の中でもとくにカビが生えやすいのが、ドアのゴムパッキンと製氷室です。

黒カビを見つけると、思わずキッチンハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤を使いたくなってしまうかと思いますが、安全面を考えるとあまりおすすめはできません。

どうしてもカビ汚れが落ちない場合は…

塩素系漂白剤は、成分が残らないよう徹底的に水拭きをすれば人体への影響は少ないですが、まずは先ほどご紹介した5つの洗剤を使って、それでどうしても取り切れなかった場合の最終手段として考えましょう。

キッチンハイター等は水で5倍以上に薄めて、必ずゴム手袋を付けて使用してください。

冷蔵庫の掃除方法と洗剤の使い方

冷蔵庫掃除

さてここからは、冷蔵庫の掃除方法について具体的に説明します。

場所別のおすすめ洗剤もご紹介!

1.庫内全体(冷蔵室・野菜室・冷凍室)の掃除方法

庫内全体を掃除する時は、中の食材を保冷ボックスなどに移して、一旦電源を切るようにしましょう。

ドアを開けっぱなしにすることになるので、庫内の温度が一気に上がってしまいます。

無駄な電力を消費する上、大きな負荷がかかるので故障の原因になることもあります。

庫内全体の掃除には、先ほどご紹介した重曹水・クエン酸水・セスキ炭酸ソーダ水等を使います。

とくにおすすめなのが重曹水。

油汚れに強く消臭効果も高いのでふきんに含ませて拭くだけで、かなり菌の繁殖を抑制できます。

ただし成分が残ると汚れの原因になるため、水拭きと空拭きでしっかり拭きあげましょう。

ドアポケットやトレーなどの付属品は、食器用の中性洗剤を使って水洗いします。

汚れが溜まりやすい野菜室のポケット等も、取り外せるものは取り外してしっかり洗い流し、乾いたふきんで水気をしっかり取りましょう。

ゴムパッキン部分は歯ブラシや綿棒、お掃除棒等を使って、隙間汚れを丁寧に取り除いてください。

アルコールスプレーやエタノールスプレーを仕上げに使うと、除菌効果倍増です。

キッチンペーパー等に含ませて拭いてもいいですが、アルコールは揮発性が高いのでスプレーのままさっと吹きかけても大丈夫。30秒程で蒸発します。

2.製氷室の掃除方法

製氷室は、給水タンク・製氷皿・貯氷タンクの3つのパーツで構成されています。

製氷皿と貯水タンクは冷凍庫内に背ってされていますが、給水タンクは冷蔵室側にあるので雑菌が繁殖しやすくなっています。

給水タンクは蓋や浄水フィルターを取り外して、1つずつ水洗いします。

臭いが気になる時はクエン酸を使って軽くこすり洗いしてください。

3.冷蔵庫の外側の掃除方法

冷蔵庫の外側は基本的には水拭きで十分です。

頑固な汚れや手垢が気になる時は、油汚れに強い重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を使ってもOK!

扉の取っ手部分は手の皮脂が残りやすいので、水拭きよりも効果的です。

重曹水やセスキ炭酸ソーダ水で磨いた後は、清潔なふきんで二度拭きします。

アルコールの除菌シートなら二度拭きの必要がないので、さっと掃除できてとっても便利です。

冷蔵庫の掃除頻度の目安は?

冷蔵庫の掃除頻度の目安は、週に1回です。

とはいえ毎週冷蔵庫全体を掃除するのは大変なので、まずは庫内の拭き掃除を基本に、汚れが気になった箇所があればその都度洗剤を使って掃除すると考えるとよいでしょう。

ゴムパッキンや製氷室は月に1回を目安に、時間がある時に行っておくとカビ予防に効果的ですよ!

冷蔵庫を清潔に保つ5つのコツ

掃除後の冷蔵庫内

冷蔵庫の使い方次第で、掃除やお手入れを楽にすることができます。

冷蔵庫を綺麗に清潔に保つコツは下記の通りです。

  • 庫内の温度は低めに設定
  • 精肉・鮮魚はしっかり密閉して保管
  • 冷蔵室に食材を詰め込み過ぎない
  • 仕切りボックスやトレーを活用
  • 汚れを見つけたらすぐに拭き取る

1.庫内の温度は低めに設定

雑菌は温度が低ければ低いほど繁殖しにくくなります。

JIS規格は冷蔵庫内の冷蔵室の温度は4℃以下と定めていますが、室温や扉を開ける回数によっては10℃近くなってしまうことも。

夏場は冷蔵庫の扉を開ける回数を減らしたり、庫内にあるつまみで冷気を調整したりすることで、できるだけ庫内の温度を低く保ってください。

2.精肉・鮮魚はしっかり密閉して保管

肉や魚は雑菌が繁殖しやすいため、できるだけ密閉しましょう。

すぐに使わない場合はトレーから出して、ラップや保存袋に包んで保管するのがおすすめです。

食中毒予防にも効果的ですよ!

3.冷蔵室に食材を詰め込み過ぎない

冷蔵室に食材を詰め込み過ぎると、冷気の循環が滞って庫内温度が上がりやすくなります。

詰め込み過ぎには、ゴミが溜まりやすくなったり、汚れに気付きにくくなったりといったデメリットも!

目安としては、扉を開けた際に中の食材全体が見渡せるくらいに留めましょう。

ただし冷凍室は、スカスカの状態よりもたくさん入っている方が冷気を保ちやすいので、電気代の節約効果がアップします。

4.仕切りボックスやトレーを活用

食材をそのまま棚に置かずに、仕切りボックスやトレーに入れて保管するのがおすすめです。

掃除も整理整頓がとっても楽になりますよ。

とくに調味料の液だれは冷蔵庫汚れの大きな原因となります。

冷蔵庫用のボックスやトレーは100円ショップでも購入できます。

棚やドアポケットのサイズに合うものを探してみてくださいね。

5.汚れを見つけたらすぐに拭き取る

掃除を楽にするためには、日頃のお手入れが重要です!

汁こぼしや液だれは時間が経つとこびりついて落とすのが大変になるので、気付いたらその都度拭き取りましょう。

ちょっとしたお掃除には先ほど説明したシートタイプが便利です。

その時、汁汚れやゴミが溜まりやすいゴムパッキンや野菜室の引き出しもさっと拭いておくと、掃除の負担がかなり軽減されます。

まとめ|冷蔵庫は洗剤を使って除菌・消臭しよう

冷蔵庫は食材を保管するものなので、洗浄・除菌効果がありつつ人体に刺激の少ない成分を使いましょう。

今回おすすめした5点は冷蔵庫に限らず、キッチン周りや家全体の掃除に使える万能アイテムばかりです。

掃除を習慣化するためにも、常備しておくと安心ですね。

冷蔵庫掃除の頻度の目安は1週間に1回ですが、冷蔵庫の使い方をちょっと工夫するだけで、掃除の負担をかなり減らすことができます。

今回ご紹介した5つのコツも併せて実践してみてくださいね!

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